【経験談】アラサー女子、健康診断で人生初子宮と乳房が要検査判定を受けました。 #子宮頸がん軽度異形成CN1 #乳腺症
こんにちは、NANAです。
私は、会社で毎年受けている健康診断で2020年初めて要精密検査の診断を受けました。
しかも、『子宮』と『乳房』の2箇所。
この健康診断結果をもらったあとの、再検査・再診断のこと、病名のこと、経過観察の今に至るまでをお話します。
女性特有の病気は、最近ではよく聞く話ですが、実際に自分の身に降り掛かってくるとは誰も思わないですよね。
基本、どこか他人事。
自分が病気になって、初めてその病気のことや自分の身体と真剣に向き合う、それが普通だと思います。
まさか自分が…。
診断結果を見た時は、信じられませんでした。
まさか自分が…。
いつも軽い気持ちで受けていた健康診断。
問題なしが当たり前で、ただ淡々と毎年検査を受けていました。
ただ、その年は会社から渡された健康診断の検査結果の封筒が人より分厚く、封筒をあけるのが本当に怖かったのを覚えています。
そして、封筒を開けると書いてあったのは、『子宮』と『乳房』の要検査という文字。
要検査自体にもショックでしたが、2つも引っかかっており、さらには女性としてなくてはならない『子宮』と『乳房』だなんて…。
とにかくショックと不安がどっと押し寄せてきて、仕事どころではありませんでした。
まずは、早く再検査の予約を取ろう!!
要検査の通知が来てしまったら、ショックで落ち込んだり、誰かに相談したり、検索魔になってしまったりすると思います。(私もそうでした。)
ただ、それより早くまずは病院を予約することが先決です。
落ち込んでいても、誰かに相談しても、検索しても、自分の身体の状況は誰も知らない市、何も変わらない。
教えてくれるのは病院だけです。
そして、ウジウジしているうちに、病気が進行している場合もあります。
なので、まずは病院に予約を入れることが第一優先。
私は、行きつけの病院がなかったので、職場や家族の女性の方にどこかおすすめの病院がないか聞き、そこの中から電話で予約が早くとれた病院を選びました。
病院選びも大事です。
今後も定期検査が必要になる場合も多いので、長く付き合える評判の良い病院を選びましょう。
私は、すぐに精密検査を受けられる専門病院を予約しました。
子宮は「婦人科」、乳房は「乳腺外科」。
(※レディースクリニックに行けば、子宮も乳房も診てくれるわけではありません。産婦人・婦人科のみを扱うところも多いです。)
私の場合は、別々の病院で予約を取りました。
まずは子宮。
子宮の精密検査は、コルポスコープ下の組織診・細胞診・HPV検査等を行いました。
そして結果は…『軽度異形成CN1』でした。
…??
初めて聞く病名(用語)でした。
即座に、「それは子宮頸がんということですか?」と先生に尋ねると、先生は丁寧に教えてくださいました。
子宮頸がんにつながる『軽度異形成CN1』
子宮頸がんには、「扁平上皮がん」「腺がん」の2種類に分かれるそうです。
私は扁平上皮がんの方です。
扁平上皮がんは、異形成というがんになる前段階の状態があり、軽度(CIN1)、中等度(CIN2)、高度(CIN3)と進行していきます。
高度CIN3までになると手術が必要になるそうですが、これから定期的に検査を受け続ければ早く気づくことができるため、全摘出せずにすみ、子供を産むことはできると言われました。
私は軽度異形成CIN1だったので、このあと消える可能性も高いということで、3ヶ月毎の定期検査で様子をみることになりました。
でも、3ヶ月ごとの定期検診しなければならないということは、完全に安心もしきれない感じではありました。
そもそも、なんで子宮頸がん予備軍になってしまったのか…。
子宮頸がんの原因は、性交渉によるウイルス感染
子宮頸がんは、性交渉によるヒトパピローウイルス(HPV)への感染が原因であるが、感染しても症状はなく、多くの場合は免疫作用によりウイルスが排除されます。
ただ、約10%の女性がHPVに継続的に感染してしまい、がんになる前段階の異形成に進行するそうです。
ただ、軽度異形成CIN1の場合は、消える場合と進行する場合があるので、3ヶ月ごとの定期検診を受けてくださいと言われました。
定期検診で連続して異形成が確認されなければ、少しずつ定期検査の間隔を伸ばしていって、それでも確認されなければ来なくていいよ、という流れだそうですが、
今私は約2年経ちましたが、未だに軽度異形成が出たり、出なかったりを繰り返しているので、3ヶ月定期検診を続けているので、簡単にはなくならないんだなと、痛感しています。
妊娠できるのかどうか問題について
軽度異形成でも、妊娠はしていいそうです。実際に、今の私(2年後の私)は妊娠しており、妊娠しながら定期検査も受けられています。
子宮頸がんにならないためにできること
先生にきくと、「性交渉では必ずコンドームを付けること!」と言われました。
もちろん、独身の時は実行できることですが、結婚して子作りとなるとつけない場合もでてきます。そうなると、結婚してからなる人も多いのかな?
私の場合は、コンドームをせずに性交渉をする事が多かったのに加え、以前から性病にかかりやすい傾向がありました。なので、体質も関係するのかもしれません。
なので、何度か性病にかかった経験のある方は特に気をつけてコンドームをつける等したほうが良いのかなと思いました。
次に、乳房。
私の場合、健康診断では超音波検査とマンモグラフィ検査を毎年交互にどちらかを受ける感じにしていました。
再検査判定がでた年は、超音波検査を受けることになっており、その時にしこりが見つかりました。
再度、乳腺外科での再検査は、超音波検査とマンモグラフィ検査の両方を受けましたが、マンモグラフィ検査では見えず、超音波検査だけで見えるしこりでした。(そうなると、去年からしこりがあったのかもしれませんね。)
ただ、乳腺外科の先生が見たり、触ったりする限り、悪性の可能性は低いと言われました。そもそも、女性は女性ホルモンの影響で、しこりができやすく、良性のしこりも多いそうです。
「もし心配だったら、針を指して細胞を採取して検査することもできるよ?」と先生から言われたので、私は念のため針での細胞検査を受けることにしました。
検査は、乳房に麻酔をして少し太い針を刺して、中から細胞を採取するというものでした。痛さはなくすぐに終わりました。
後日、検査結果を聞きにいくと、やはり良性と言われました。
ただ、子宮にも言えることですが、細胞を採取した検査は、あくまで採取した一部の細胞が陽性であっただけで、採取していない細胞に悪性がある可能性もゼロではないみたいです。なので、1年おきの検査を受けに来てくださいと言われました。
また、良性のしこりも大きくなることがあり、気になる場合は、切除手術もする人もいるみたいです。
私は妊娠してからも、超音波のみの検査を続けています。(マンモグラフィ検査は放射線の影響で妊婦は受けられないので)
子宮も乳房も、どちらも大きな病気ではなく、ほっとした反面、検査により胸や子宮に傷が付き(一時的です)、少し血がでている状態は、メンタル的に落ち込みました。ですが、今気づけたことは幸運だと思いましょう。私もそう思っています。
社会人になると、仕事の忙しさやストレスで生活が乱れ、免疫が落ち、今までかかったことのない病気になったりします。
アラサーを過ぎると、さらに身体に現れやすくなります。
ただ、アラサーとはいえ、まだ若いので、病気によっては進行が早く、早期発見が重要となります。そのためにも、健康診断、子宮がん、乳がんの定期検査があるのだと、改めて健康診断の重要性を身をもって実感しました。